教員をしていると、様々な人数のクラスを担任することになります。

みい太は、最高で39人、最低で17人のクラスを担任したことがあります。

そして、はっきり言って、人数が少ないクラスの方が楽です!

思わず、「!」をつけてしまいましたが、それくらい負担が違います。

まず、単純に事務仕事の量が減ります。テストの丸つけなんか、17人だと、その時間中に丸付けして児童に返せるくらいです。

次に、成績をつける作業量も減ります。通知表には「所見」と言って、1人1人に文章を書く仕事がありますが、これも当然少ない方が楽です。39人の時の所見は、果てしない感じがしました。それでも若かったから何とか毎日夜遅くまでかかってやりましたけど。今だったら絶対嫌です。

そして、クラスの児童間トラブルも児童数が少ない方が少ないです。人数が多いと、生まれなくてよい(トラブルに発展しやすい)人間関係が増えてしまうんですよね。

テストや宿題の丸つけはある意味、機械的な作業ですが、人間関係トラブルは、担任にとって精神的に負担がかかります。

子ども同士ですから、「まあ、気にしないで流そうよ」という指導はあまり効果がありません。「あいつが先に言ってきた。」「いやあいつが先にやってきた。」の繰り返しで途方に暮れることもあります。

保護者も巻き込んでのトラブルになると、あっちの保護者に電話して、話を聞いて、それをこっちの保護者に伝えて、「どういうことだ!」ってなって、また、あっちの保護者に・・・。となって相当な時間を費やします。

だから、全国の学校のクラスが、全部20人くらいになれば、トラブルも減り、先生方の負担も減ってとてもいいのにな、と思います。39人の時と、17人の時の感覚でいうと2倍違うわけですから、相当です。同じ給料でいいのかな?って感じです。

でも、結局1クラスの人数を少なくするためには、教員の数が圧倒的に足りないんですよね。

教員の数を増やすにはお金が必要日本は教育にお金をかけないので、無理→教員の心はすさんでいく・・・。

という負のループが完成しています。日本の先生方が希望をもって、ニコニコしながら仕事をする日は来るのでしょうか・・・。

来ないね。