給食の時間のことなんですが、クラスの中に食べる量がとても少ない子がいます。みい太のクラスは自己申告制で給食当番に食べられる量を申告するシステムなので、一人ひとり盛り付けられる量が違います。それで、盛り付けてもらった量を見ると、サラダはコーン2粒、ご飯は10粒くらいって子がいて。

ひと昔前の自分だったら、「ふざけるな!作ってくれた人に失礼だろ!」と怒鳴っていたかもしれません。そんな指導は指導とは言えません!と管理職の先生に怒られるかもしれませんが、みい太は先生失格だから。

安心してください。今は、無理やり食べさせる指導はしない風潮なので、みい太も黙認です。子どもに寄り添う指導が大切ですからね。上のような指導をしたら、「先生に怒られた・・・」と言って学校に来なくなってしまいますから。

いや、本当はみい太も1人分くらいは食べきれるといいな、と思っていますよ。だって、どう考えても、小学生の必要カロリーや栄養素からいって、足りないでしょ。後、マナーからいっても、それだけ減らしてしまうとやっぱり作ってくれた人に失礼だと思うんですよ。みい太は出されたものは、残さず食べる!と言われて育ったので、強烈な違和感があります。まあ、時代、と言われればそれまでですけど。

嫌いなものをがんばって食べるという文化は絶滅寸前ですが、大人になった時に、食事をごちそうになる機会もあると思うんですよね。嫌いなものは食べずに育った子は、「あ、無理なんで」って言って残すんでしょうか。でもなあ・・・。

そういえば、結構前ですけど、小学校に職場体験に来た中学生が給食を残したいって言ってきて、当時うちのクラスは、みんなでがんばって完食しよう!って言ってたもんだから、無理やり食べさせてしまいました。

中学生が「これ残したいんですけど。」って言ってきて、「今さ、クラスで完食めざしてるから、がんばって食べられない?」って言ったら、「無理っす。」って。みい太も若かったら、

「お前、無理じゃねえよ。何しに来てんだよ!立場考えろ!」って言って食べさせてしまいました。今なら大問題ですかね。まあ、今のみい太なら、笑顔で「そうなんだ~。いいよ~。」と言うけどね。

だから、好き嫌いが激しかったり、偏食だったりすることは、今に始まったことじゃないのかもしれません。でも、嫌いなものでも食べようとがんばる、というのは大事じゃないのかな?って思います。まあ、そういうのがマナーだと思っている時点でもう頭が古いのかもしれませんね。今の子達は腕によりをかけて用意した手料理を「あ、ごめーん、私食べられないの。」って言われてもなんとも思わないのかも。

まあ、こうやっておじさんに「今の子」ってひとくくりにされるの、若い人たちはすごく嫌がるだろうけど・・・。

古代エジプトのピラミッドに、「最近の若い者は・・・」って書かれていたって話を聞いたことあるけど、本当に年をとると、若者の考え方や行動が受け入れられなくなるんだなあ、とみい太、愕然としています(笑)。

そんなこんなで、給食の時間、複雑な思いでいる今日この頃で