育休生活も6か月目に入りました。夏休みが終わり、子どもたちが保育園や小学校に行ったので、少しだけ自分の時間が戻ってきました。
自分の時間がない方には本当に申し訳ないですが、みい太いつでも夏休み状態だと、メンタル崩壊してしまったと思います。夏休みはきつかった・・・。
そろそろ育休生活にも慣れたと思いきや、意外と苦しんでいる、というのが本音です。
これは、みい太の特性もあるのだと思いますが、基本的にマルチタスクが苦手なので、家事がなかなかはかどらないのです。
一つ家事を終えると、ぼーっとしてしまうんです。テキパキ動けないんだよなあ。
まあ、その話でいうと教員もマルチタスクなので、向いてないんですけどね(笑)。
仕事の場合は、マルチタスクへの苦手感を早起きで補ってきました。朝5時過ぎから仕事をすれば、なんとか普通の先生方に追いつくことができました。
でも、家事についてはなかなかそうもいきません。朝ご飯を早めに作りすぎてしまっても冷めてしまいますし、そもそもみい太の下手な料理を子どもたちが食べてくれない、という問題もあります。
一つのタスクが終わった後に、少しぼーっとして頭を整理する時間が欲しいのですが、世間一般からすると「甘え」ととらえられてしまうでしょうね。妻にだって何ぼーっとしてるの?と怒られます。これって理解されないんだよな・・・。
さて、今悩んでいることは、果たして半年後に教員の仕事に復帰した時に、やっていけるのか?ということです。
いや、誰も読んでいないと思うから(笑)正直に書くと、もう教員の仕事を「やりたくない!」って思いがすごく強いです。
自分が思っていた教員像と今の自分がどんどん離れて行っている。
みい太が憧れていた教師像は、昔の牧歌的な教師だったんですよね。
だから今では不可能なんだけど。
今は、マルチタスクをこなせる「優秀な」人が求められていて、そういうのは自分とは正反対なので、居心地悪い・・・。
みい太の理想は、授業の余った時間とかで子どもたちに自分の失敗談とか話して
「でも、こんな先生でも、何とかなったんだから、みんなもがんばりなよ。じゃあ、ちょっと天気いいから、外出てみよっか。」
みたいなスタンスがよかったんですよ。今はみんな忙しすぎて、教科担当制とかもあって、時間割が決まっているからそんな感じじゃない。
つまらないんだよなあ。
前にも書きましたが、体調が優れなかったことや、メンタル面で少し休みがほしいと思い、すごくわがままだけど育休を取りました。本当はこんな取り方許されないのかもしれないけど。でも、心身ともに限界でした。
ただ、現実はそれほど休みの時間は取れなかったけど。
まあ、病休ではないから、あたりまえなんですけど、家事をさぼると、家庭内がめちゃくちゃになってしまいますからね。
復帰した時に副業などできたらいいな、と考え、ビジネスについて勉強してみたりもしたのですが、家事、育児をしながら勉強をするというのも、なかなか難しいことでした。
この育休期間で子どもたちに何かためになることを、とも思ったのですが、そこまでなかなか手が回りません。
特に、自分は体力的にも精神的にも疲れやすい面があるので、夜遅くになって自分の時間ができた!と思って勉強したとしても、早起きができず、家族に白い目で見られてしまいます。
本当に体力がある人がうらやましいですね。やっぱり成功する人って体力ありますもんね。ビジネスって結局メンタル面が大事でぐいぐいいかなくちゃいけないんだけど、性格的になかなかいけなくて。ぐいぐい行ける人がうらやましいなあ。
自分は常に遠慮する人生を送ってきたので難しいことだらけです。
仕事の時は、歯を食いしばって早起きして、なんとか1日1日生き延びてきましたが、中年に差しかかかり、がむしゃらな働き方が出来なくなってきました。
「働き方をかえなきゃだめだよ」
と、先輩の先生方にも言われてきましたが、多分、普通の先生方と同じような時間に出勤していては、求められている仕事はほとんどできないでしょう。
「自分は能力が低いんで死に物狂いでやらないとだめだんです!」
って言っても
「いやいやいや・・・先生ならできますよ!」
なんて言われるだけですし。
仕事に全ての時間をかけるような感じでこの年までやってきましたが、今後も同じようなペースで仕事をするのは無理かな・・・と思います。体も限界。
管理職になっているイメージもないんですよね。やりたくないけどとにかく金のために管理職をやっている、という先生も多いと思いますが、本当にそれでいいのか?
自分の子どもにそう言いたくないんですよ。きれいごとなのかな。
でも、管理職になったら、担任をやっていて得られるほんの少しの「やりがい」がなくなってしまうんですよね。
そんな訳で、「退職」というものを漠然と考えてきました。
正直、このブログを書き始めた時から考えていました。
退職したらどうするのか。
転職?
色々と調べてみたけど、40代半ばの年齢だと、会社の管理職くらいしか募集がないんですよね。そんな民間の会社をマネジメントできる能力あるわけない(笑)。
で、調べてみて「個人で起業」というのも考えてみました。
最初はとてもワクワクしたんですけど、普通に考えて人脈やコミュニケーション能力が求められます。
うーん・・・。
みい太の苦手科目ばかりなんですね。
個人で起業したら、当然営業しなくちゃいけない。
基本的に今までの人生、「営業」って感じの人を避けて生きてきたので(笑)「むむむ・・・」と思ってしまうんですよね。
まあ、だから「教員って世間知らずでだめなんだ!」って言われるのかもしれないですけどね。
起業について考える時は、ワクワクする時と「無理かなあ」と思う時が交互に訪れます。
後は家族の理解ですね。
家族っていうか妻ですけど。
この間、妻に「ちょっと退職について考えてるんだ」という話をしてみたんですが、
見事に「馬鹿じゃない!」って感じでした。
「はあ・・・なんで結婚したんだろ・・・」ってため息交じりに言われて。
ドラマみたいに、
「あなたの夢を追いかけて!」
みたいにはならなかった(笑)。
そうなると、育休中の時間を使って起業の準備を・・・というのもやりづらい。
ちょっと調べものしていて、家事がおろそかになると、妻も不機嫌になるし、子どもたちも手をかけていない料理はまずくて食べません。結局自分のメンタルもやられてしまう。
すごい人は家事もばっちりこなしながら、色々と起業の準備もするんだろうけど、どっちも上手くできなくて落ち込んでいます。
1年後はどっちに転んでも今とは状況が大きく変わっていると思いますが、
どうなっているんでしょうか・・・。
こう考えると、1年って短いようで、結構すごい変化が起こせる期間なんだなあ。