ちょっと前まで、子ども4人の内、3人が嘔吐して、学校や保育園を休んでいました。
残りの一人は一番下の2才の子ですが、最初にこの子が嘔吐したものをみんなもらった感じなので、結局、子ども全員が嘔吐しているんですけどね。
「トイレまで我慢して!」とか、
「洗面器にして!」
とか、小さい子の場合は通用しないので大変でした。
冬になってきて、嘔吐・下痢、インフルエンザなどが流行する季節になってきたので、これからみんな無事でいられるか、非常に心配です。
さて、
前回、少子化対策なんて、無理なんじゃないか、ということを書きましたが、
そんなみい太は4人の子の親です。
今の時代によく4人も子ども作ったねえ、とよく言われるんですが、
みい太自身は一人っ子。
だからなのか、ちょっと大家族に憧れる感じがあったんですよね。
小さい頃スキーに行く時も、親二人、子一人で行くから、そんなにワイワイしないんですよね。
大家族の方が楽しそうだなあ、と思って子どもは3人以上は欲しいな、と思っていました。
・・・と、
人に聞かれたら説明していたんですが・・・、
これって、建前だったんじゃないか、
と最近思うんですよね。
本当は、
「普通になりたかったから」
なんじゃないか。
いや、みい太、高校生くらいから
「自分は人とは違う」という感覚がずーっとあって。
人付き合いも苦手だし、どんくさいところがあったり、まあ、拙著「生きづらさを抱えた教員ってだめですか・・・?」を読んでもらえればわかりますが、「自分はダメ人間だ」という感覚が強かったわけです。
前回も書きましたが、学生時代も人付き合いは苦手で、女性とも付き合わなかったし(付き合えなかったし)そのまま教員になってしまいました。
忙しすぎて、ふと気がついたら30歳を過ぎていました。
そんな時に、現在の妻が同じ学校に赴任してきたんですね。
妻は以前も書きましたが、全く普通の感じで人懐っこい人なので、結構よく話しかけてくれたわけです。
それで、好意をもってくれているのかな、いや嫌いってことはないだろうな、と思って、人生で初めて「付き合ってほしい」ということを言ったんですね。
それまで女性と付き合ったことがない、ということに妻はびっくりしていました。
妻が生きてきた世界には、そういう人はいなかったんでしょう。
しばらくして付き合うことになったんですが、うれしかったですね。
こんな自分をようやく理解してくれる人が現れた。
運命の人がいた!
みたいな感じでした。
そして、結婚して、子どもが4人できました。
無我夢中で仕事をしてきて、ある時、ふと緊張の糸が切れたように無気力になってしまいました。
ずっと無理をしていたのかもしれません。
「4児のパパ」なんて、イクメンな感じなんだけど、その感じに酔っていただけだったのかもしれない。
大体、人付き合い苦手で一人が好きっていってるのに、結婚するということに無理があったのかもしれない。
そんなことを思うようになってしまいました。
妻も、みい太があまりにも変わっているので、疲れてしまったようです。
多分妻は、がんばって「普通」にしているみい太と結婚したんですよね。
実際結婚してみると、みい太の「普通」じゃない部分がたくさん見えてしまったのでしょう。
「パパが人と関わらないから、私の交友関係も狭くなってきてしまった」
と言われたことがあります。
確かに、友達家族を招いて週末はバーベキューパーティーなんて、絶対しないもんな。
・・・自分の住む世界じゃないところに来てしまったのかもしれないな。
こんなことを言ったら、めちゃくちゃ怒られるし、世間の方々にもお叱りを受けると思うけど。
でも、
「普通」になりたかったんです。
結婚して、祝福されて、子どもも4人生まれて。
やっと「普通」の人になれた!
と思ってしまったんですよね。
でも、心の奥底で本来の自分ではないような感覚がずっとありました。
ずっとがんばり続けないといけないような不安感。
残念な話だけど。
子どもたちには迷惑をかけたくないから、できるだけ「子煩悩なパパ」でいたいんだけど、なかなか難しいです。
でも、がんばってがんばって、ようやく「普通」にしかならないって、
なかなか辛いことなんですよ。
なかなか理解されないですけどね。