というと、スキー界では、まあまあやるじゃん、という感じになりますが、世間一般では、車の方ですよね。お金あるおじさんなんだな、って感じ(笑)。

まあ、スキーのクラウンを取るのもお金はかかりますけどね。クラウンというのは、プライズテストと言って、スキーの技能テストの級みたいなものです。よく1級とか2級とか聞きますよね。1級の上がテクニカル、その上がクラウンというわけです。クラウンを持っていると、まあ、一般の人の中ではうまいかな、みたいな感じです。

クラウンに合格するには、プライズテストで320点以上取らなくてはいけません。一種目80点以上で、4種目あります。

クラウン検定でのワンショット。みい太が一番得意だった不整地小回り。でもこの時は319点で不合格でした・・・。

要は採点種目です。が、この採点の基準がよくわからないんですよね。まあ、すごく詳しい人にはわかるのかもしれませんが、素人には全然わからないと思います。

実際に、あるスキー場では、不合格だったけど、一週間後に他のスキー場では合格なんてことも、自分の場合はありました。高いお金(検定料とか、リフト代とか、交通費とか)払っているのだから釈然としないところもありましたね。

基礎スキーに点数をつけるというのは、日本だけの文化のようです。モーグルとか、フィギュアスケートとかは、国際的に採点競技として確立されていますが、基礎スキーはオリンピックにもありません。全日本スキー技術選というものは、ありますが、1位の人はもう文句なしに上手いけど、40位と50位の人の違いは、と言われると自分には、よくわかりません。みんなわかるのかな・・・

この辺が、スキー人口が増えない一因のような気もします。一部のスキーオタクの物みたいな感じがするんですよね。

雪山を自由に滑るって楽しい!

って感じじゃなくて、

くそお、1点足りなかった!なんで?!

みたいな感じでスキーするの、楽しくないですよね。お金と時間がある人はいいんだろうけど…。

自分はクラウンをとってなんかほっとしました。

「これで、点数のスキーとは、さよならだ!」みたいな。

どのスポーツでもそうなんですけど、すごくレベルの高い人達って独特のグループ感を出すじゃないですか。

その辺がこれから始めてみようかな・・・、って感じの素人には気おくれしちゃうというか。自分も一応クラウン持っているわけだから、レベルの高い人たちの部類に入るんだろうけど、なんだか内輪で盛り上がっている感じのところに入っていけないんですよね。自分が人づきあいが得意じゃないからかもしれないけど。指導員の資格も持ってはいるんですが、指導員研修会に行くのも、お金がかかるし、研修代もあるし、もう何年も行っていません。

でも、よく晴れて、よく冷えた日の朝一、よく圧雪されたバーンをかっとばす気持ちよさは、スキーでしか味わえないんですよね。その瞬間は人生で何度もなかったけど、

生きててよかったー!

って思います。

その楽しさを、自分の子どもたちくらいに細々と伝えていけたらな、と思います。