2023年はいろいろなことがありました。まず、このブログを書き始めたこと。何か始めなきゃ、と思い、何もわからないところから、ネットの記事を探しながら始めました。

正直、誰かに読んでもらうというよりは、自分のために書いているような感じです。後から読むととても恥ずかしいようなことも書いてあると思いますが、自分自身の記録としては、とても意味のあるものになるのかな、と考えています。

この1年、体調を崩したこともありました。体調というか心身全てですね。これまでのやり方が通用しない時代、世代になってきたのが大きいと思います。体力的にもすごく衰えましたし、大きな怪我もしました。初めて心療内科にも行ってみました。

働き方改革が進み、仕事全般が無味乾燥なものになってきたと感じたことも自分の中では大きな変化でした。色々な要因が相まって、将来のことや仕事のことについてとても深く考えた1年でした。

最近「ライフシフト」という本を読みました。

「人生100年時代が到来するから、人生のこととか、仕事のこととかよく考えた方がいいよ。」

という本でした。

ざっくりすぎるか(笑)。

今の子どもたちは半分くらいが100歳まで生きる可能性がある、っていうんですよね。そうすると、従来の「老後」という期間が長くなりすぎて、収入の問題とか、生きがいの問題とか、色々な問題が発生してくるから考え方、生き方を変えていかなくてはいけない。

従来は「学校→就職→退職・老後」という3つのステージだけでよかったのが、もっと自分の人生を模索したり、「老後」と言われた時間も生きがいをもって働き続けたりする人が増える。

その結果、4つのステージだとか、5つのステージだとか、長くなった人生に対応するために、様々な生き方が生まれてくるといいます。

自分も教員の仕事を、不安や不満を抱えながらも、なんとなく続けてきてしまってきたので、なるほどな、と感じました。教員も定年が65歳まで延びることになっていますが、どう考えても今のままの仕事量だと、定年した時に無事では済まないと思います。燃え尽き症候群になってしまったり、病気になったり、あるいは本当に命が燃え尽きてしまうかもしれない。

細々とでも80歳まで働ければ、老後の生活資金問題というものは、かなり解決されるのでは、と感じます。そのためには健康というものがとても大切になってくると思います。

「ライフシフト」では、お金などの「有形資産」に対して、友情や健康などは「無形資産」と言っていました。無形資産も人生において、とても重要な価値をもつ、と。

まだ小さい自分の子を見ると、この子が老後を迎える頃、想像もつかないような大変革が起こっているのだと思います。でも親が3つのステージで人生を終えて、

「お前たちの時代は大変だけど、なんとかがんばってな。」では、あまりに無責任だと思うのです。親がまず変わる姿勢を見せないとな、と痛切に感じているところです。

多くの人たちは「変わる」ことを、それこそ「変わった人」「変な人」っていう風に見るんですよね。

「ライフシフト」の話をしたって、「そんなこと言ったてねえ・・・」とため息をつかれるのが落ちでしょう。本当に、いつの時代も、どんな場所でも、マジョリティ、マイノリティの気持ちわからない理論は成り立ってしまうんだな。

負けたくない・・・。