娘が小学生になって1週間。「小学校ってどんなことするのかな」と期待に胸を膨らませていますが、今の学校教育がそれに応えられるか心配なところもあります。

保育園では買い物に行くにも、子どもたちに問いかけて「みんなこれを作りたいんだね、そしたら、これとこれとこれが必要だね、買いに行こうか」という感じで子どもたち主体の教育をしていました。小学校でも子ども主体で、とは言われますが、現実には年間指導計画があり、教科書の内容をそれほど逸脱することはできません。ゆっくり授業をしていると、教科書の内容が終わらないので、子どもたちの習熟度を考えて復習に1時間取りたくても、次の単元に進まざるを得ないという時もあります。

校外学習などの行事でも、子どもに問いかけて行先を決める、という学校は少ないと思います。バスの予約の関係など、大人の事情で早めに押さえないといけないからです。

子どもたちに「どこ行こうか?」なんて問いかけられたら最高なんですけどね。

研究授業などで、指導案を書く時も、子ども主体のように書きながら、(「子どもたちに問いかけてみると、○○という意見が挙がった。そこでこのように題材を設定した。」みたいな…)実際は教師の計画通りに進めることが多いと思います。

もっとゆったりと先生と子どもが話し合いながら教育できないものか。小学校教員の立場からすると、現場に余裕がなさすぎます。先生方がもっと暇になればいいのに。なんか暇だから、授業研究でもするか、くらいの(笑)。

みい太は、普段の授業で子どもたちに「何やりたい?」と聞いたことはほとんどありません。「次は、これやりまーす。」とどんどん流しちゃう。「何やりたい?」なんて聞いたら、議論が紛糾して予定の時間数で終わらなくなってしまいます。本当はその紛糾をどうまとめていくかが、大事なんでしょうけど。

保育園で、自分の興味があることをどんどんやらせてもらえた娘が、小学校の授業の進め方に適応できるか、少し心配もあります。みい太のような先生失格教員が担任になったらどうしよう(笑)。まだ1週間なので、これからいろいろあるんだろうな!