「路傍のフジイ」という漫画を読んでみました。ネットの広告で見かけて、いつもはそういうのは即刻無視してしまうのですが、ちょっと気になって無料で見てみたら、続きが読みたくなって購入してしまいました。
40代独身、非正規社員の「フジイさん」をめぐる人間模様、という感じの作品です。ぱっと見は面白みのない中年男、という感じのフジイさんが、実は自分軸をしっかり持っている人で、周りの人に影響を与えていく、という感じのストーリーです。
みい太はフジイさんと同じではないけど、マイペースなところは似ているかも。でも「フジイさん」は自分をしっかりもっているけど、みい太は周りにすごく影響を受けてしまうところが違います。
作品中ですごく共感、というか、こういうシチュエーションあるよなあ、と思ったのは、職場の社交的な同僚にいろいろなコミュニティを紹介されるところ、「今度よかったら一緒にどうですか?」「みんないいやつなんですよ!」みたいな時、ありますよね。
みい太は、そういう時に「行く行く!」みたいになれない。いつもそういう時に挫折、というかそれ以上人間関係が続かない。
どうやったら、そこから広げられるのか。いや広げたくないのかも。
コミュニティ単位のイベントみたいのに出る時に、とても億劫に感じてしまいます。
「明日、みんなで集まります!参加待ってます!」
みたいな時に、
「明日はゆっくりしたいなあ。」
と思ってしまうんですよね。急な予定変更が苦手なので、フットワークはとてつもなくにぶいです。基本的にいつもゆっくりしていたいんです。多分HSP傾向があるから、リセットする時間が必要なんですよね。常に集団の中にいると緊張しすぎて調子を崩してしまう。
「フジイさん」は、
「僕は、無理してまで人に好かれようとは思いません。」
と言っています。そうだよなあ。みい太もそこは同じ。無理してまで好かれようと思わないけど、瞬間的な場の空気は壊したくないから周囲に合わせようとして疲れてしまう。
好きなスキーも、一人で滑るのが一番楽しいもん。気楽なんですよ。滑りたいコースを滑れるし、帰りたくなったら帰れるし。多くの人は、「協調性がないね~」って感じだと思うけど、でも一人が一番気楽っていう人も世の中にはたくさんいるはず。「路傍のフジイ」は世の中でよしとされる価値観(友達がたくさんいて、外交的で、にこやかで、みたいな)に一石を投じてくれるのではないでしょうか。みなさんもぜひ読んでみて下さい。
ちなみに蛇足ですが、このブログの内容に加筆修正したものを電子書籍として版することになりました。タイトルは、「生きづらさを抱えた教員って…だめですか?」です。今は本当に個人で出版できるんですね。すごい時代だ。今日から5日間、無料キャンペーン期間なので、時間があればダウンロードしてみて下さい!
以前の自分は、「ダウンロード?絶対しないし!」「無料キャンペーン?うさんくさい!」というような感覚で生きていたので、その自分が「ダウンロードお願いします!」なんて言っているのは、不思議ですが、このブログを昨年(2023年)の9月に始めて、自分の人生にも新たな1ページが作られたかなと思います。もしブログを読んでくださっている人がいるなら、これからもよろしくお願いします。